「草との共存」。
自然農法ではよく言われる言葉です。
私は、草を生やすことで栄養分の流出が防げると考えています。
確かに草は栄養分を吸って、野菜に影響を与えるという考え方も強ち間違っていないのかもしれませんが、
土の栄養は、吸われなければどんどん流れて畑の外へ出ていきます。
その流れていくはずだった栄養を、草は溜め、そして枯れて死ぬときにはその溜めた養分を自分の子のため使わせます。
草は生きたマルチと言われます。
しかしビニールのマルチには、そんな素晴らしい機能は付いて居ません。
更に、草を生やすことで紫外線が遮られ、微生物が活発化し、植物には効率よく栄養分が供給されます。
ビニールのマルチでは、熱くなりすぎで微生物がいなくなり、砂漠のような土になりがちです。
これらは、ただ自然になるべく任せて、時々人が手を加えるだけで良いものです。
決して難しいことではありません。
そんな農法が、一般に定着するといいなと思います。
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